2012.09.25
日増しに秋の気配が濃くなってまいりました。
鹿児島も日に日に過ごしやすくなり、朝晩はちょっとした上着もないと寒いくらいです。
秋と言えば、「食欲の秋」「芸術の秋」「運動の秋」などと・・想像しただけで、楽しくなるようなことばかりです。
しかし、9月になると一日の気温差が10度近い日もあり、日照時間も急に短くなるなど生体リズムを崩しやすくなり、過ごしやすいと感じているこの季節にも、秋特有の要注意の病が潜んでいます!
「食中毒」
年間4万人近い患者が出る食中毒も、9月は7、8月に匹敵するほど多いそうです。
夏を乗り切った気の緩みや、食中毒が発生しやすい気温25度以上の日が多く、行楽や催し物での集団食中毒にも繋がりやすくなります。
「喘息性体質の人の発作」
酷暑から冷秋への移行期のために、気管支の粘膜が刺激されやすくなり、喘息性の発作をおこしやすくなります。毎年、約6000人が死亡すると言われる気管支喘息は、10月頃から患者が急増するそうです。
「うつ」
日照時間が減るこの時季から“冬季うつ”と呼ばれる季節性気分障害が増えてるそうです。
日が短くなる秋から冬にかけてうつ傾向が強まり、春になると自然とうつ状態から回復して元気になるという季節性があり、20~30代の女性に多い病気です。
「白内障の危険」
秋の紫外線の量は3、4月と変わりませんが、春や夏に比べて空気が澄んでいる分、直接肌に降り注ぎます。紫外線に当たることで、水晶体のタンパク質が変化して白内障になることもあるそうです。
他にも腸チフスやインフルエンザなどもこの時期に増えてきます。
健康には十分に気をつけて、「健康な秋」を目指しましょう!
(参考)秋にキバむく4つの病気