ゲスト 様 ログイン

さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
診療時間 14:00~18:00(木曜休診)
  日・祝
14:00~18:00 ×
※土曜・日曜・祝日(特別休暇を除く)も通常通り診療
※△:保険診療・初診は休診・自由診療の再診は受付可能
(プラセンタ埋没は受付不可)
※月曜・水曜が祝日の場合は曜日に準じた診療となります。

MCIスクリーニング検査プラス

MECHANISM
MCIとは?

近年、社会的な課題として大きく取り上げられることが多い「認知症」。
認知症の中でも最も割合が高いアルツハイマー型認知症は、ある日突然発症するのではなく、長い年月をかけて脳内に原因となる物質が少しずつ蓄積した結果です。 症状を自覚できるほど進行してしまったら治療するのは難しい病気です。

そこで今、注目されているのが「MCI」という言葉。
「MCI = 軽度認知障害」は、認知症を発症する一歩手前の状態を指しています。注目されている理由は、最近の研究でこの「MCI = 軽度認知障害」の段階で気づき適切な予防をすることで、その後の進行を抑えることができることがわかってきたことにあります。

MCIスクリーニング検査プラスの仕組み

アルツハイマー型認知症の発症は「血管の老化」や「神経毒性物質であるアミロイドβの蓄積」が原因とされています。
MCIスクリーニング検査プラスではその血管の老化やアミロイドβの蓄積に関与するタンパク質の血中量を測ることで、あなたが将来MCIになりやすいか(または既にMCIの可能性があるかどうか)がわかります。

MCIスクリーニング検査プラスは、簡単な血液検査をするだけで今のあなたの状態がわかる検査です。

MCIスクリーニング検査プラスが調べているタンパク質について

20代のときや健診や人間ドックを受けてもオールAに近い方は、血管が健康で神経細胞も活き活きとしています。その後、加齢や生活習慣の乱れにより血管内で炎症が起こると血管の一番内側の壁(内皮細胞)に隙間ができてしまいます。

そこに生活習慣の乱れが重なると血管の内皮細胞だけではなく血管自体が損傷を受け、血中成分が脳内に染み出たり、アルツハイマー型認知症発症の原因の1つであるアミロイドβが脳内にたまり始めます。

さらに進行すると、血管の弾力性は失われ、アミロイドβの蓄積が重なり、神経細胞が破壊され、認知機能が低下しアルツハイマー病に移行するといわれています。

アルツハイマー病への進行過程

わたしたちの体の中には、アミロイドβと結合して血中にアミロイドβを排出する働きをもった「栄養系タンパク質」「脂質代謝系タンパク質」、脳内に染み出た血中成分の毒性を防御したり、アミロイドβを貪食する働きをもった「免疫・炎症系タンパク質」、損傷した血管の修復を助ける「凝固線溶系タンパク質」が備わっています。

しかし、加齢や生活習慣の乱れにより血管へのダメージが重なると、これらのタンパク質の働きが追い付かなくなり、認知機能が低下し、アルツハイマー病へ移行してしまいます。

MCIスクリーニング検査プラスではこれらのアルツハイマー型認知症の病態進行に関わる「栄養系タンパク質」「脂質代謝系タンパク質」「炎症・免疫系タンパク質」「凝固線溶系タンパク質」の血中量を測定しています。

以下に、それぞれのタンパク質がアルツハイマー型認知症の病態進行に対してどのように関連しているかを説明します。

それぞれのタンパク質がアルツハイマー型認知症の病態進行に対してどのように関連しているか
栄養系タンパク質群
体の栄養状態を反映するタンパク質の量を測定しています。これらはあたまの中のアミロイドβを排除したり、毒性を弱める機能があります。体をつくるタンパク質や体の調子を整えるビタミン・ミネラル、エネルギー源になる糖質や脂質をバランスよく摂取することで免疫力は高まり、脳の血管が強く柔軟になり、脳の健康状態は保たれます。
脂質代謝系タンパク質群
体の脂質代謝の状態を反映するタンパク質の量を測定しています。これらはあたまの中の健康を保つものや、アミロイドβの排出を助ける機能があります。食事から取り入れられた脂質は様々な形を変え、血流の流れに乗り体内をめぐり、エネルギーやホルモン、ビタミンの原料として私たちの体の中で利用されています。
炎症・免疫系タンパク質群
体の炎症状態を反映するタンパク質と体の免疫力の主役となるタンパク質の量を測定しています。これらはアミロイドβを排出する役割を担う細胞や体の免疫機能を担う細胞とともに脳内を健康に保つ機能があります。食事や睡眠といった身近な習慣を見直し、運動を取り入れるなど規則正しい生活習慣を身に付けて、健康管理に気を配ることが大切です。
凝固線溶系タンパク質群
あたまの中の血管損傷を防いだり、固まった血液を溶かす働きをする凝固線溶に関わるタンパク質の量を測定しています。これらはあたまの中の血管損傷部位を修復したり、血管のつまりを解消する働きがあります。食事・運動・禁煙・適度な飲酒など生活習慣に気を付けることで、栄養素や酸素を運び老廃物を流す働きのある血管の健康状態は保たれます。

料金

30,000円(税込み) 検査結果の説明・検査後の生活習慣改善指導料を含む

ご相談・お問合せはお気軽にご連絡ください
ご相談・お問合せはお気軽にご連絡ください
ページトップへ