2012.09.29
台風を日本ではもともと、野分き(のわき)と呼んでたそうです。昔は中国福建省地方で「台湾付近の風」という意味で使われている「颱」という語を使い、「颶風」(ぐふう)という呼び名が一般的で、それを明治時代末に「たいふう」と呼ぶようになり、その後、昭和21年に当用漢字が定められてから「台風」となったそうです。
英語のタイフーンやフランス語のティフォンなどの、ヨーロッパ語起源説もあれば、アラビア語起源説もあって、一定しないみたいですが‥。台風の気象現象は世界各地にあり、最大風速などでも、それぞれの地方により呼び名が様々です。
台風にはいつも、○○号と号数が振られていたり、名前がついていたりします。
○○号というのは、気象庁が、台風が発生した順に元号年と組み合わせて台風番号をつけているからだそうです。今、鹿児島にも迫っている台風の正式名称は「平成24年台風第17号/18号」です。
名前に関しては、2000年から台風の国際的な呼称としてアジア名が使用されているからだそうです。アジア名は、米国とアジア各国で構成された台風委員会によって定められたもので、国外では広く使用されていて、各国が命名した台風の呼び名は全部で140個あります。140番目の「サオラー」まで使用されると最初の「ダムレイ」に戻るループで、名称の順番は、2012年現在3周目に入っているそうです。興味がある方は→台風の名前
ちなみに日本が命名したのは、10個で、テンビン・ヤギ・ウサギ・カジキ・カンムリ・クジラ・コップ・コンパス・トカゲ・ワシです。いずれも星座からとったんですね。
しかし、台風によって引き起こされる災害には,風害,水害,高潮害,波浪害などがあり単独で発生するだけではなく,複合して発生し、大きな被害となることも多々あります。
できれば今年は台風の少ない年であってほしいものですね。
今晩から、雨風が強くなるみたいですので、外出などはくれぐれもお気をつけ下さいm(-_-)m