2015.12.20
こんにちは。訪問リハビリテーション部です。
在宅で生活している方の中には、様々な病気を抱えながら在宅生活を過ごしている方がいらっしゃいます。その中でも難病と呼ばれるパーキンソン病を患っていらっしゃる方も少なくありません。
そこで今回は、当院で実施しております【グルタチオン点滴療法】と介護保険での【訪問リハビリ】を併用して実施し、生活スタイルが改善した方の一例をご紹介いたします。
80代 男性 A様
《原因疾患》パーキンソン病
【リハビリ開始時】
A様はリハビリ開始時、パーキンソン病により生じた脚のすくみによる歩行能力低下の為、身体的にも精神的にもやや引きこもりがちな生活を送っていらっしゃいました。ご本人様のご希望として「また散歩にいけたらいいなぁ」との言葉があり、リハビリでは歩行能力と生活スタイルの改善を目標にリハビリを開始しました。
【リハビリ開始2週間】
グルタチオン点滴療法を週2~3回の頻度で実施。少しずつ脚のすくみがみられなくなり、すくみが生じても数分で治まるようになりました。リハビリでは近くの公園まで短距離の屋外歩行から開始しました。
【開始4週間】
リハビリ開始4週間頃には徐々に連続歩行距離が伸びていきました。病気を発症する前まではよく散歩していたとのことで、すくみのみられない時にリハビリで以前歩いていたお決まりの1.2kmのコースの歩行を実施、約2年振りに歩くことが出来ました!今でも未だすくみ足がみられていますが、長距離を歩けたことで自信がつき、奥様との外出の機会は以前よりも増えたとのことです。
グルタチオン点滴療法の効果については個人差があり、およそ40~60%くらいの割合で効果があると言われています。点滴の頻度や量については医師の診察のもと行います。自由診療となります。グルタチオン点滴と高濃度ビタミンC点滴をミックスした点滴も非常に効果があります。
そして点滴療法経過に併せて訪問リハビリテーションも併用して実施することで、生活環境下での動作練習や指導を受けることができます。
グルタチオン点滴療法や訪問リハビリについて詳しくは当院までお気軽にお問い合わせください!!
(TEL)099-213-5733