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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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スタッフ日記

意外と怖い・・『床ずれ』の話

2016.02.10

みなさんは床ずれという言葉は聞いたことありますか?

聞いたことはあるけど意味は大体こんな感じじゃないの?という人も多いのではないでしょうか。今回はそんな意外と知らない『床ずれ』の話です。

 

○床ずれとは…

床ずれとは正式には褥瘡(じょくそう)と言い、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血のめぐりが悪くなったり、滞ってしまうことで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。

 

○床ずれはなぜできる?

床ずれは、体重で長い時間圧迫された皮膚の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなることでできてしまいます。また皮膚の表面だけでなく、皮膚の中にある骨に近い組織が傷ついている場合もあります。

 

○床ずれができやすい人とは?

・自分で体の向きを変えたり、動いたりすることができず、長期間寝たきりの方

・栄養状態が悪い方(ご飯があまり食べられていない)

・皮膚が弱くなっている方(高齢者、紙おむつを使用していて、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)

 

など、上記に当てはまる方は床ずれになりやすいと思われるため、注意が必要となってきます。

 

○床ずれができやすい場所は?

基本的には、骨が飛び出ていて、外から手で触った時に骨を触れるようなところができやすいです。

(例)

・仰向けで寝ている場合

後頭部、肩甲骨部、背骨の飛び出している部分、仙骨部、踵部など

・横向きで寝ている場合

耳、肩、肘、骨盤、大腿骨部、膝、くるぶしなど

 

○床ずれの見分け方ってあるの?

褥瘡のできやすい部位の皮膚が赤くなっている場合、それが褥瘡であるのかを確かめる方法に、指押し法というものがあります。人差し指で赤くなっている部分を軽く3秒ほど押して、白っぽく変化するかどうかを確認する方法です。押したときに白く変化し、離すと再び赤くなるものは褥瘡ではありません。押しても赤みが消えずそのままの状態であれば、褥瘡の初期であると考えます。

 

○床ずれかな?と思ったら…

赤い色味をおびた皮膚が圧迫されないように、寝ている姿勢を体位交換します。体位交換は、その方の状態にも異なりますが、2時間おき程度に左右に交互に寝る姿勢を変えることで可能です。また、予防として、ベッドのマットレスをエアマットや自動体位交換機能つきのものに変えることもあります。これらに関しては、介護保険によるレンタルも可能です。圧迫をとっても指押し法などで褥瘡の可能性があると考えられた場合は、医師または看護師に相談することが理想です。

ご家族の方にできてしまった床ずれの相談も承っております。

お気軽にご連絡下さい(099-213-5733)

ご相談・お問合せはお気軽にご連絡ください
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