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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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院長ブログ

賢い患者道 PART V vol.3「ビタミンCががん治療に働く仕組み」

2017.03.10

私のクリニックへ相談に来たがんの患者さんには、まずビタミンC摂取を中心とした治療を勧めています。(例えば、最初は頻繁にクリニックに来てもらって高用量のビタミンC点滴をして、家にいる間は高吸収率のビタミンCサプリメントで補う、という風です。)

今回はビタミンCのがん治療に働く仕組みを簡単にご説明したいと思います。

①点滴療法では、無添加のビタミンC(アスコルビン酸)を点滴によって直接血液中に投与します。高濃度の血中ビタミンCは金属(鉄や銅など)を還元して、これらがさらに酸素と反応する過程で過酸化水素が発生します。細胞内に入り込んだ過酸化水素は、細胞のエネルギー産生を阻害して最終的には燃料切れにして細胞死(アポトーシス)を引き起こします。血管内の赤血球や正常な細胞は過酸化水素を無害にするカタラーゼ酵素を十分もっていますが、がん細胞にはそれがありません。高濃度ビタミンC点滴により発生する過酸化水素はがんを直接攻撃することになります。

②ビタミンCと共に、鉄(ヘム鉄)をサプリメント等で十分に補うこともお勧めしています。「コラーゲン」は鉄とビタミンCから体内で合成されます。体内にコラーゲンが豊富な状態では、正常細胞の周り(細胞と細胞の隙間)にコラーゲン繊維のバリアができ、がん細胞が正常細胞に容易には浸潤することができなくなるので、がんの進行抑制に働きます。

③また、ビタミンCは免疫系の賦活(活性化)にも働きますので、NK細胞や樹状細胞といったがん細胞を攻撃する役割を担う免疫細胞を元気にして、がんと闘う土台となる身体を強くします。

このように、がんと闘う上で「ビタミンC」は非常に有効な武器の1つであると言えます。

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