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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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院長ブログ

賢い患者道 PART Ⅴ Vol.9 在宅における医療と介護の連携

2017.09.10

病気を抱えている方でも、「やっぱり病院よりも自宅で過ごしたい」とおっしゃる方は多いです。そんな方々には自宅での「在宅療養」を受けるという選択肢があります。

一言に「在宅療養」といいましても、わが国では「医療保険」と「介護保険」という異なる二つの制度が用意されています。医療保険では、医師による在宅訪問診療、看護師による訪問看護(医療)などを利用して治療を目的とした療養を行います。介護保険では、訪問介護(ヘルパー)、訪問看護(介護)、訪問リハビリといった介護サービスを行います(65歳以上)。

在宅においてはこの二つの制度が別個独立してそれぞれのサービスを提供すればいいわけではなく、密接に関連して連携することが求められます。

例えば、医師が在宅訪問診療を行う際、前もって直前の介護サービスで患者さんの様子で気になった所を知っていれば、より質の高い医療を提供することができますし、逆に医師も訪問診療の際に介護サービスの面から気になったところを次に訪れるケアマネージャーに連絡することで介護サービスの質も高めることができます。特に、1人暮らしのご老人で訪問時の聴診・バイタル・問診からのみで本人の健康状態・病状を把握するしかない場合、医師は介護サービス事業者との連携も含め、あらゆる方法で情報を収集して医学管理の質を高めようと努めます。

このように1人の患者さんに対する自宅での医療と介護の連携がうまくいくためには、医療機関と介護サービス事業者が常日頃から良好な関係を保ってコミュニケーションを取り合い、お互いの保険制度の仕組みや仕事内容をよく勉強することも必要となります。

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