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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

賢い患者道 PART Ⅴ Vol.11 「生きること食べること」

2017.11.14

炭水化物 (糖質)、脂質(コレステロール)、タンパク質(必須アミノ酸9種類)、ミネラル( 鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など )、ビタミン、脂肪酸・・・。
ヒトは生きていくために、上記のものを栄養として日々摂取していかなければなりません。
それではこれらの栄養素を、食事からではなく輸液(点滴や注射)だけで摂取していればヒトは生きていけるでしょうか。答えは、ノーです。

ヒトの腸管(小腸・大腸)の蠕動(ぜんどう)は、口から物を取り入れることによっておきます。経口摂取せず、輸液のみの栄養では腸管が全く動きません。
経口摂取がなくなり一定期間全く動かなくなった腸管からはある種のメディエーター(伝達物質)が出ます。このメディエーターが腸管の周りにびっしりと張り巡らされているリンパ節を経由して全身の他の臓器へ拡散し、到達先の臓器の動きを抑制するマイナスの役割を担ってしまいます。するとヒトはどんどん多臓器不全に陥り、心臓が弱り、呼吸がうまくできなくなって生きていくことができなくなります。

ですから、ヒトが生きていく上で「食べること」は大変重要な活動なのです。
逆にいえば、輸液補給をしながらでも食べることが出来ている間は、ヒトは簡単に亡くなったりはしません。腸管の蠕動を活発にするためには、食べ物が胃で消化を受けて腸管に送られてきた時点である程度の大きさでなければならないので、「よく噛む」ことで栄養となる食品をバラバラにして大きすぎず小さすぎず程良い大きさにすることも大事です。
その上で食事からはなかなか摂取しにくい栄養素(ビタミンCや鉄など)は相談の上、
医療機関専売の高吸収率のサプリメント等で補うと良いと思います。

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