2018.01.15
2018年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
昨年末の統計発表で、鹿児島県は、平均寿命は男女ともに80歳を超えていることがわかりました。一方で、健康寿命(日常生活に制限なく生活ができている期間)の統計も発表されており、鹿児島県は男性は71歳、女性は74歳でした。
このデータからわかることは、男女ともに寿命を全うするまでの約10年間は何らかの疾患に苦しみ、病気による不調と折り合いをつけながら生きているということになります。
遺伝的な因子を除けば、私たちの生活している環境(大気汚染・紫外線・有害物質など)や食品(発がん物質、糖質脂質過剰など)が健康寿命を縮めているのは間違いありません。
例えば、紫外線対策をせずに屋外での活動を続けていれば、早い段階で遺伝子のミスコピーが起きてガンになる可能性は高くなります。
高コレステロール食を続けていれば、粥状動脈硬化(コレステロールが血管に付着して血栓をつくり血管が老化すること)が進み、心筋梗塞・脳梗塞・脳出血といった血管系の病気になる危険は高まるでしょう。実際にヒトの動脈硬化は、9歳前後から始まっていることがわかっています。小児科分野では日常的な高コレステロール偏食による子供の動脈硬化が問題となってきています。
私たちが普段なかなか摂取できていない栄養素のうち重要なものは、「ビタミンC・ビタミンE・鉄・亜鉛」です。
これらをしっかり摂取していれば、ガンにつながる”身体の酸化”を防いだり、血管の健康を保つことができます。
健康寿命を伸ばして長く幸せでいるために、日常生活(生活環境・食事内容)に気をつけて上記の栄養素を十分にとる生活を心がけてください。