2019.04.02
コラーゲンという言葉を聞くと、まずは「お肌の美容に関係ありそう」という感想の方がほとんどではないでしょうか?
もちろんそういう意味でも重要なのですが、実はそれだけではなく、体全体を若く保つうえで必要不可欠な成分なのです。コラーゲンとは大まかにいうと体の弾力性を保つクッションのような役割をしており、硬いイメージのある骨も約2割はコラーゲンで作られています。その他、内臓や血管などにも組成にも深いかかわりがあるため、(コラーゲン≒皮膚の若々しさ)では無く、(コラーゲン≒全身の若々しさ)という事が出来ます。
しかし、コラーゲンは年齢と共に生成量が少なくなることが知られており、成人期以降は意識的に補強を行うことが、全身の健康を保つためには不可欠となります。では、意識的にコラーゲンを多く含む食材を摂ればよいのか?テレビなどではこの点が強調されているケースが多いですが、実際はそれだけでは不十分です。
コラーゲンはたんぱく質がらせん状に集まり形成されており、合成には「鉄」と「ビタミンC」が不可欠です。これは意外と知られていないのではないでしょうか?多くの女性はそもそも、コラーゲンの基礎材料となるたんぱく質が不足している傾向が強いです。少なくとも自分の体重分のグラム数(50kgなら50g)を1日に摂取するよう心がけましょう。そのうえで、サプリメントなどから鉄とビタミンCを十分にとることで全身の状態は明らかに改善してくるはずです。
お肌など表面的なケアにとどまらず、内面からコラーゲンを多く生成できるよう正しい食生活とビタミン、ミネラルの摂取を心がけていきましょう。