2019.08.24
さくらクリニックには、風邪や腹痛などの症状がある方や慢性疾患でお薬を飲んでいる方、アトピー治療、癌治療、健康美容目的の注射等、様々なお悩みをお持ちの方がご来院されます。
今日はその一つ、上の例では挙がっていなかった「禁煙外来」についてご紹介します。
禁煙を考えているけれども、中々実行に移すことができていないという方はいらっしゃいませんか?
年々たばこ税は上がり、喫煙スペースも少なくなり、家族からも禁煙を勧められているが止めることができないという方は多いかと思います。
ひとりで禁煙するのは難しく、何度も挑戦してはついつい周りの勧めや飲み会の席で吸ってしまいますよね。
独りでは難しい!という方には健康保険を利用して受けることができる禁煙治療を利用して、禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか。
禁煙治療といってもいろいろな治療がありますが、さくらクリニックで行っているのはチャンピックスという飲み薬を利用した治療法です。
チャンピックスの「ニコチン切れの症状を軽くする」効果と「禁煙中に一服してしまったとき、タバコを美味しいと感じにくくする」効果を使って、禁煙の補助として服薬しながら治療を行います。
診察は全部で5回、12週で治療を行います。
禁煙治療と言っても、お薬を飲むことはわかるけど、診察って何するの?と気になっている方もいらっしゃるかと思いますので、今日はどんな診察をしているか一部をご説明します。診察では毎回「呼気一酸化炭素濃度測定」します。
こちらが測定機器です。
実際にスタッフに測ってもらいました。スタートボタンを押すと画面上に測定開始までのカウントダウンが出ますので息をしっかり吸い込み、アラームが鳴ったら息をゆっくり吹き込みます。
非喫煙者の場合は0~6ppmで正常範囲内ですが
7~10ppm以上は要注意範囲となり、11ppm以上は喫煙者、赤ランプが増えるごとに危険度の高い喫煙者という判定になります。
しっかりと測定しますので、禁煙できているか、吸っているかどうかはバッチリ分かります。
診察では、禁煙状況の確認はもちろん禁煙して良くなった身体の状態や気持ちを聞いたり、失敗してしまった不安感を相談したり、対策を考えたりして、医師と一緒に禁煙に取り組むことができます。
禁煙外来は実際に禁煙治療を行った医師が相談に乗りますので、悩みを親身に聞くことができるかと思います。
禁煙治療の保険適用には条件がありますので、禁煙外来のホームページで確認してみてください。ご質問などありましたらいつでもご連絡ください。