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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

賢い患者道 PART Ⅶ Vol.11「血管の老化と心臓」

2019.11.16

心臓の動きは、自動的でしかも律動的です。
身体から取り出したばかりの心臓を保護液に入れていれば、それだけで身体の中にあるときと同じように勝手にドックンドックン・・とリズミカルに拍動をすることができます。
これは、心臓には洞結節や房室結節といった電気を発生させる装置があって、それぞれ好き勝手に電気を発生させることなく、洞結節が発電してから房室結節が発電する、という風に順番を守り規律的な電気伝導によって心筋が縮む、というとにかくすごい仕組みのおかげなのです。
ここで、動脈硬化という病態があります。いわゆる悪玉コレステロールが血中で増えていくと、血管壁を傷つけていくのですが、免疫が働いて傷が修復される結果、血管が狭く硬くなっていく現象が長年積み重なって発生します。
この動脈硬化が、心臓の各部屋の出口でも発生すると、心臓はこれまでの血液の送り出しを維持しようとして、心肥大を起こすことでたくさん血液を力強く送り出そうとします。心筋の細胞一つ一つが膨張して全体的なデザインが崩れてしまう結果、心臓のリズミカルな拍動が乱れてしまい全身に血液を送り出すことができなくなります(心不全)。結局、動脈硬化がまわりまわって、心臓を弱めて貧血や呼吸不全をきたします。血管の老化が、健康寿命を縮めるといってよいでしょう。血管の柔軟性を決めるコラーゲンは、鉄とビタミンCから合成されます。またビタミンCは、コレステロールの体外への排出を促進させます。

これらは、普段の食生活でなかなか摂取できない栄養素ですので、高吸収率のサプリメントで毎日補給する必要があります。心臓に限らず、生まれたときにもらった貴重な臓器を、日々の栄養で少しでもメンテナンスすれば、それだけで長生きができます。

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