2019.12.16
もうすぐ2020年。21世紀残り80年間の医療は、人工知能と再生医療の時代と言われています。
再生医療の時代をけん引する技術の一つに、京都大学山中教授の発見したiPS細胞があります。
この技術によれば、例えば、心不全や腎不全の患者さんが、自分のiPS細胞で臓器を作って移植すれば、移植後の強い免疫反応に苦しむことはなく病気を完治させて健康を取り戻せる、という理屈になります。
しかし、iPS細胞作成のため埋め込む四つの遺伝子の一つに、「cMYC」というがん遺伝子を細胞増殖スイッチに利用していることが最大の課題です。iPS細胞で作った臓器が、がん細胞化してしまっては意味がないからです。
この夢のような技術も、私達が安心して利用できるレベルには、まだ到達していないのです。したがって、今のところは、生まれもったご自分の臓器を若々しく保つのが健康への第一選択になります。
見た目の美しさも身体の健康と大いに相関します。本当の見た目の美しさ、というのは、植物でいえば花に対する根っこや土壌の状態のようなもので、体の内側の健康が表面に現れたものだといえます。コラーゲンの原料である鉄とビタミンC、細胞の生まれ変わりや新陳代謝を促す成長因子のかたまりであるプラセンタエキスなどの物質・栄養素を大いに利用してください。