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さくらクリニックBLOG

院長コラム 2020年3月号「細菌?ウイルス?の違いについて」

2020.03.01

直近の報道においても2019-nCoVの注目度は高く、毎日「ウィルス」という言葉を聞かない日は無いようです。この時期のウイルス性感染症の代表的なものとして皆様ご存じのインフルエンザあり、例年日本だけでも数百万人規模の感染者が出ています。

現在の報道に基づくと、新型コロナウイルスの感染者は全世界で数万人規模であり、インフルエンザと比較しても圧倒的に感染者数は少ない状態です。
にもかかわらず、このような騒動となっている背景は未知のウイルスであり、治療法や予防法が確立されていないからです。

治療方針についてお話していると細菌感染とウイルス感染がごっちゃになっているケースがあるため、整理します。

ごく簡単にいうと細菌とは、細胞であり細胞分裂によって自力で増殖します。対してウイルスは細胞を持たず、自力では増殖が不可能です。そのため、人や動物の細胞に入り込み情報をコピーすることで爆発的に増殖していきます。大きさはウイルスの方が圧倒的に小さく電子顕微鏡でしか観察することもできません。

一般的に知られる抗生物質は細菌の細胞に作用し、細菌を死滅させるのですが、細胞を持たないウイルスには無効です。風邪治療などで処方される抗生剤は、ウイルス感染から細菌に二次感染したもの(痰が黄色い等の症状)を抑制するためで、ウイルス抑制には作用していません。一部のウイルス性疾患については抗ウイルス剤(インフルエンザ・肝炎・HIV等)が開発されていますが、今回のような新型ウイルスに対しては有効な治療法がないのが現状です。

報道にある、HIVやインフルエンザ等の抗ウイルス薬に効果があったのは、ウイルスの構造上の類似点からと思われますが、決定的な治療法とはならないため、新薬の開発が急がれるところです。

これらのウイルス感染について、根本的には自身の体の免疫機能によって排除されて初めて治癒となります。日頃のストレスや過度の疲労、睡眠不足はこれらの機能を大きく損なうことになってしまうので、最終的に月並みな言い方になってしまいますが、古来より「体に悪い」と言われる動きは避けるべきです。
今年は例年に比べてインフルエンザの罹患者が大幅に少ないのも、皆様の新型ウイルスに対する予防対策が徹底できているからだと思います。
今後も油断せず、日常的な予防活動に取り組んでいきたいものです。

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