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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム 2020年10月号「皮膚トラブルと病院受診」

2020.10.02

当さくらクリニックは主に内科としての診療を行っていますが、皮膚トラブルに関する治療、相談も受付しています。
皮膚トラブルとの付き合いは古くに遡りますが、アトピー性皮膚炎の治療を開始した際に皮膚の炎症やそれを抑えていく方法に興味を持ったことが発端です。
現在でこそ美容皮膚科という分野で開業されている先生も多くおられますし、一般的な分野となってきましたが、ちょっと前まで日本では皮膚科を受診するのは火傷や虫刺されなど原因が明確なものや、重症のアトピー性皮膚炎など治療を行わないと生活が困難になるもの等に限られていたように思います。
最も身近な皮膚トラブルであるニキビなどは、ほとんどの方が自力での治癒か市販薬での治療を選択し、治るのに時間がかかったり跡が残ったりと好ましくない結果になることが多いようです。
ニキビは正式には「尋常性ざ瘡」と言い、ホルモンの影響を受けて毛穴や皮脂線に慢性炎症を生じる皮膚病であり、基本的には病院で治療が必要です。
病院で使用する薬は医師の指導の基に使うことが前提となっていますので、ある程度の有効成分を用いることが可能ですが、市販薬では自己判断で使用とリスクが高いためある程度成分に制限が掛かっています。(その分、病院の薬は副作用も考慮しないとならないため医師の判断が必要となってきます)
表面で紹介のあったトレチノイン療法もシミの漂白やニキビ治療としては極めて有効な作用をしますが、副作用として、「レチノイド皮膚炎」という症状が見られます。トレチノインを塗った部位に、発赤や痒みなどが生じることが特徴で、使用当初(特に使用開始6週間くらい)に生じやすく、注意して観察が必要です。
つまりちょうどよいバランスを見極めながら治療効果を十分に引き出していくには診察を通じての密なコミュニケーションが必要となってきます。
皮膚トラブルを軽く見ずに、自己判断は禁物です。
もちろん皮膚に限らず体にトラブルのある方は必ず病院受診をしていただき、医師から適切な判断を受けていただくようお願いします。

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