2020.11.10
こんにちは。さくらクリニック訪問リハビリテーション部門の田中です。
私自身、今年になってから始めた事の習慣の一つにプチ断食(ファスティング)があります。
これは、今まで1日に2~3回食事していたのを、平日は1日に1回(夜)のみに減らすようにするという習慣です。
因みに、あまりルールは厳密には縛らず、平日は必ず1日に1回でないといけないとかはしておらず、土日は普通に1日3食食べるようにしています。
この習慣を始めて現在で約4ケ月が経過。
結果としては、-4㎏というダイエット効果であり、特に最初の1~2ケ月に効果が表れやすい印象です。
当然、消費に対して摂取カロリーが抑えられているから痩せるのですが、一番のメリットとしては、特に激しい運動を必要とせずに、習慣化すれば自動的に痩せていくという事かと思います。
実はもともとダイエット目的で始めたのではなく、「オートファジー効果」というものを期待して始めたというのが本来の目的の経緯でした。
「オートファジー効果」とは・・
2016年にノーベル医学生理学賞を受賞。
「オート」は「自己」で、「ファジー」は「食べる」という意味。
人は、1日3食食べていると絶えず内臓が活動し、炎症を起こしてしまいます。
そこで12~16時間程度、あえて空腹の時間を空けることで、古くなった細胞を新しく生まれ変わらせるというシステムが体内で働きだします。
これにより、疲れにくい身体を作りパフォーマンスを高める。
また、癌や認知症、アンチエイジング、生活習慣病等の予防にも働くのではないかと言われています。
実際に始めてみると、最初の1週間は、「お腹空いた」と思うこともありますが、確かに「疲れないかも!?」と効果を感じるようになったので、自然と継続できているといった印象です。
但し、ファスティングは誰にでも適応するかと言うと、中にはそうではないケースもあります。
ご興味のある方は、是非以下のような関連本だけでも読んでもみる事をお勧めします。
著書:「空腹」こそ最強のクスリ
筆者:医学博士 青木 厚 氏