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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

訪問リハビリ便り「素の自分」って何だっけ??

2021.03.10

こんにちは。さくらクリニック訪問リハビリテーション事業部の田中です。
突然ですが、皆さんは「素の自分」についてどれくらい理解できていますか?
実は組織心理学者ターシャ・ユーリック氏によると、90~95%程度の人達は、「自己について深く理解している」と考えているが、実際の自分に対する理解度とは科学的に10~15%程度というのが分かっているそうです。
これは「ソロモンのパラッドクス」という思い込みの概念とも共通します。
そこで今回のテーマ「素の自分」とは、個々の性格(人間特性)に対し理解を深めていくという内容です。
昨今の介護業界においてもメンタルヘルスケアが急務の課題としてあがっており、自己理解の重要性を示唆するともいえます。

自分の性格を確認する手法として、科学的に最も信ぴょう性の高い診断テストとは「ビッグ5テスト」と呼ばれる手法です。
今回は、それを使いやすく10項目の質問に纏めた「ショートビッグ5テスト」という手法を基にご紹介していきます。
皆様も宜しければ一度お試しください。
これから話す10個の質問に対し、自分にどれくらいあてはまるかどうかを以下の点数をもとに直観でお答え下さい。
・とても当てはまる:4点   ・やや当てはまる:3点 ・どちらとも言えない:2点   ・あまり当てはまらない:1点 ・当てはまらない:0点
1.初対面でも相手との会話が楽しめる
2.他人に思いやりがあり、差別なく誰にでも親切な行動がとれる
3.物事をきっちり、手際よく効率的に行うことができる
4.いつも心配事が多い。不安になりやすく、気分の浮き沈みが激しい
5.新しいことが好き。探求心・好奇心が強い
6.恥ずかしがりやで物静か
7.思ったことをすぐに口にだして言う。冷静であまり人に同調することがない
8.後先考えず衝動的な行動をとる。しなければいけないこともギリギリまで手を付けない。
9.いつもリラックスしている。落ち着いていて、感情に波がなく平穏。
10.現実的で保守的な考え。伝統を重んじている。

質問項目は以上です。それでは採点方法についてですが、
6~10の質問は点数を反転します。つまり4点と採点した方は0点、3点と採点した方は1点、2点はそのままです。
採点結果からわかることは以下の通りです。
質問1∔質問6⇒外交性   質問2∔質問7⇒協調性 質問3∔質問8⇒誠実性     質問4+質問9=神経症的傾向 質問5∔質問10⇒開放性
人の性格は、外向性・協調性・誠実性・開放性・神経症的傾向の5つの因子であらわされます。0~4点はその傾向が低く、5~8点は傾向が強いと判断します。
つまり0点に近づくほど、上記とは逆の内向性・独自性・衝動性・保守性・神経症的傾向(メンタルの強さ)が高まります。
検査結果に対して、一般的にどちらの性格特性がいいというのは言えません。
主な理由は、全ての性格因子に対しそれぞれ長所と短所が表裏一体となっており、この性格だから良い悪いといった白黒で物事を判断するものではないという事。
従い、まずは自分に関連する性格特性の長所と短所を理解するところから始まります。所謂、自分の取り扱い説明書みたいなものです。
次に自己の特性を理解できたら、自分の性格を日常にどのように活用していくかになります。

具体的には・・。
① 長所を日常的に活用し、磨き・伸ばすという事。
② 反対に裏には短所も隠れているから、自己の取り扱いには注意が必要だという事。
如何でしたでしょうか?!
因みに、私自身これを理解してからは、物事に対しての自分の活かし方や。他者に対しても「長所」で無意識に繋がろうとする習慣ができて、色んな事が楽になったという印象です。是非、皆さんも活用されてみて下さい。

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