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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム 2021年6月号「私の新型コロナウイルスワクチン体験記」

2021.06.01

ついに始まった新型コロナウイルスワクチンの高齢者優先接種。予約が取れない、副反応が心配など、まさに社会的関心事となっています。
医師である私は高齢者に先んじて接種が完了しています。また特別養護老人ホームの入居者さん約100名に対し接種する側の経験もしましたので、今月は皆様の関心事について私の思うところを少しお話してみたいと思います。
さて、今後の高齢者優先接種に際して使用されるワクチンは基本的にはファイザー社製のワクチンと決定しています。
このワクチンは初めて実用化されたメッセンジャーRNAワクチンであり、従来のインフルエンザワクチンなどと機序が異なることから副反応に対して関心が高いようですが、私自身は接種翌日まで肩に軽い痛みが残った程度で、特につらい思いはしませんでした。
また接種する側として300回程の接種を行いましたが、数件の発熱報告があった程度で、幸いなことに重篤な副反応は経験していません。
ニュース等で報道されているアナフィラキシーショックは基本的にはワクチンに含まれるたんぱく質に対するアレルギー反応であるため、その点のリスクはインフルエンザワクチンと大きく変わらないと考えて良さそうです。
このワクチンは2回接種するのですが、20代の接種者は明らかに2回目接種の方が発熱報告は多く出ました。割合としては3割程度と記憶しています。現役世代は翌日が休みの日など余裕を持った接種を行うことをお勧めします。
対して高齢者は1回目も2回目も特に変わらない印象でした。
注射自体は針が細いため、痛みは非常に少なくその点は心配していただかなくても大丈夫です。

その他、予約が取れないなどの声も良く報道されていますが、さくらクリニックのスタッフがご両親の接種をネット予約しているところを見れば、5分で予約完了していました。現状は自治体も強調しているようにワクチンは多数用意されている状態であり、ほとんど毎日予約ができる様子でした。電話での問い合わせは流石に混雑しているようですので、ネット環境の無い方は若い人に頼んでやってもらった方が良さそうですね。
予約もできる、ワクチンも余っている、なのになぜ接種速度が加速していかないのか?
テレビや新聞では原因は打ち手不足と言われていますが、それよりも私はファイザー製ワクチン特有の取り回しの悪さにあると思っています。
超低温化以外の普通の冷凍庫では14日しか保存が効かず、拠点からの頻繁な輸送が必要となります。
また、1瓶から6回分のワクチンが摂れるのですが、予約人数をこの6の倍数に調整することは小規模なクリニックでは多大な労力となっています。実際に7人の方の接種希望があった場合は日付をずらすなどのパズルのような作業が必要であり、患者様の都合が合わなければ接種できなくなってしまいます。
ちなみにお馴染みのインフルエンザワクチンは冷蔵保存が可能であり、1瓶が2人分のため、予約が合わなくても最大1回分の破棄であり、ある程度思い切って予約を受付けることが出来ます。
対して、ファイザー社製ワクチンは最大で5回分の破棄が発生してしまいます。
私の主観としてこのリスクさえなければバンバンと予約を取って、今の1.5倍程度はワクチン接種をする自信があります。打ち手不足よりも生産性の向上がカギになると感じる今日この頃なのです。
報道でも毎日、破棄を非難するニュースが流れていますが迅速な接種を実施するためには少量の破棄は確実に発生するものと考えるしか無いようです。
そのため、破棄のリスクが少ない大規模接種会場の及ぼす役割には大いに期待しています。

今回は少し長くなりましたが、さくらクリニックでは6月は通院ができない在宅患者さんの接種を完了するべく、毎日コツコツと接種をすすめてまいります。
外来で接種受付を開始する際は改めてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。

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