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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム2021年12月号「年忘れ!今年も大変お世話になりました」

2021.12.01

南国鹿児島も寒くなり上着が手放せない時期がやってきました。今年も最早師走となり2021年、一年ずれたオリンピックイヤーが暮れようとしています。
この時期になるとよく見る年忘れの言葉ですが、これは意外と古くから使われている言葉で室町時代の手紙などにも登場しています。
その一年の苦労を忘れることが年忘れなのですが、昔から一人では苦労を忘れることが出来ず、皆で集まって催し事をしていました。つまり忘年会ですね。
何百年も変わらず日本人の習慣となっている行事であることが分かりますが、コロナウイルスに伴う世情もあり、今年の年忘れはどのような形になるか…
いつも生活を共にしている家族や仲間であれば感染リスクはかなり低いので、今年に合った形での年忘れとしたいものです。

さて、一年の苦労を忘れるのは来年に向けての活力となり楽しい事ですが、やらないといけないことを忘れてしまうのは困ったものです。
高齢化が進む日本では重要な問題となっている認知症ですが、突然に症状が発現することはなく、徐々に進行していく特徴があります。とっさの判断力や注意力が低下する症状は中期認知症と言われ、症状の進行した状態であると言えます。
その前段階として軽度認知症(MCI)と言われる状態があり、主な症状として短期記憶の低下、喪失があります。
ちょっとした物忘れも侮りがたく、軽度認知症の症状であれば早い段階から進行の予防を心がける必要があります。
認知症は血液中に特異なたんぱく質が蓄積することが発生原因であることから、特殊な方法でこれらを検査することによって血液検査でリスク診断を行うことが可能です。
最近は患者様からの要望が多いため、さくらクリニックでもリスク診断を開始しています。
検査結果に応じた予防方法のアドバイスも併せて行うため、将来の認知症リスクの低減に効果が期待できます。
年忘れが物忘れとならないよう、心当たりのある方は診察の際にお声がけください。

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