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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

受付発!「女性の天敵シミ対策は身体の中から」

2021.11.25

これまでシミ治療として行っているトレチノインについては度々ご紹介してきましたが、今日はシミに対する内服治療についてご紹介したいと思います。
皆さんもシミ治療について調べてみた時に、シナール(ビタミンC)やトランサミン(トラネキサム酸)というお薬にたどり着いたことはありませんか?
ビタミンCの効果についてはあちこちで目にすることも多いと思いますが、トランサミンが何故シミに良いのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。

元々トランサミンとは蕁麻疹や湿疹、咽頭痛、口内炎などの症状がある際に処方されるお薬です。
トランサミンの作用の一つである「抗プラスミン作用」が炎症やアレルギーに関連する酵素「プラスミン」を抑制してくれるので上記のような症状に効果があります。
それでは何故トランサミンがシミに良いのかというお話になりますが、なんと先ほどの「プラスミン」には「メラニンを生成する細胞を活性化させる効果」も持っています。
シミはメラニンが蓄積してできますので、そのシミの原因になるプラスミンをトランサミンが抑えることでシミを改善してくれます。
ホルモンバランスが崩れやすい30歳後半から50歳代の方や、ピルの服用や妊娠などをきっかけに起こりやすい肝斑は、両頬や口周辺などに左右対称、広い範囲に輪郭がはっきりとしない形に広がるような薄茶色のシミが特長です。
トランサミンは特に肝斑に対しての効果が認められており、1日750mg~1500mgの服用を2~3ヶ月続けると変化が感じられるようになると言われています。ドラックストアなどでもトラネキサム酸が配合されたお薬がありますが、やはり含有量が少ないので、病院で処方されるお薬の方が効果を期待できます。

本日ご紹介しましたトランサミンやシナールは当院での処方が可能ですが、お肌の治療目的となると保険適用ができませんので自由診療となり、購入には診察が必要になります。トランサミンは出血を抑える作用もありますので、血栓の病気をお持ちの方や別の止血剤を服用中の方は必ず診察の際にご相談ください。

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