2022.02.15
皆様こんにちは!さくらクリニック看護師の白川です。
久しぶりのブログ登板となりましたが私の話はいつも動物さんについて…
子供のころから動物が好きで、気持ちが伝わるのか不思議なことに猫や犬、鳥まで初対面でも仲良くなれることが多いのです。
クリニック内ではムツゴロウさんやナウシカのように思われているようですが、相手を想う気持ちは伝わるものだと思うのです。
患者様からも喜ばれる看護師であるように、対人間にも真心の看護を行っていきます!
さて、話は変わりますがやはり動物さんの話。
私の実家での出来事です。
実家では私が子供のころに拾ってきた猫を18年間にわたり飼育していましたが、両親はその子がなくなった後はペットロスとなり猫は飼っていませんでいた。
しかし昨年実家に帰った時に驚きが!
なんと、納屋(実家は田舎だからいまだにこのようなものがあります(笑))に猫が居着いてしまっていたのです!
その後、場所が気に入らなかったのか突然にいなくなり、母は「どうしたのかな?」と心配になったようです。
結果、私と同じ動物好きの血が流れている母は、実家の玄関前に「鰹節」「煮干し」を猫用のお皿に置くようになりました。
すると程なく、美味しい匂いに誘われたのか、キジ模様の猫がどこからともなく現れて…
納屋に居ついていたあの子だ!
母の優しい視線に気が付いたのか、このキジ猫も母に対して「ニャー」と鳴いて挨拶をします。
「死んだときに悲しいからもう猫は飼わん!」と言っていた父には内緒で暫しエサを通じた母とキジ猫の交流が続きます。
当然玄関前にエサを置いているのですからすぐに父にもバレたようですが、やはり父の気持ちは変わらず。
父の態度を見てキジ猫は招かれざる客だと察したのか、ある日大きなネズミを捕まえて父に献上したのです。
普通は迷惑に思うところですが、流石は私の父。
「お礼もお別れの挨拶も不要。これからは家の飼い猫になりなさい。」
とキジ猫に声を掛けたのでした。
母は大喜び!父も本当はもう一度猫との出会いを求めていたのかもしれません。
ネズミがつないだ縁でしたが、猫のこういった行動にコロッと騙されるところは私も同じ。
遺伝って恐ろしいですね(笑)
この猫は大きなメス猫で、名前はモモと命名されました。
今では実家のこたつを独占し、私の両親の愛情を一身に受けています。
最近実家に帰るたびに猫のエサやオヤツのチュールを注文されて私の財布は厚みを失いますが、両親の生きがいになってくれるのなら… 我慢します…
外で生まれ育ったモモは年齢不詳。
行動や毛ツヤなどから意外と高齢かもしれないと思っています。
高齢な両親と高齢の猫、これからも仲良く長生きしてほしいと願う今回のコラムでした。