2022.04.01
せっかく満開になった桜も雨と風であっという間に散ってしまった今日この頃ですが、今年の桜はひときわ綺麗に咲いたように思いました。
私がこのクリニックをさくらクリニックと名付けたのは、さくらのように美しい色味のある肌が健康の象徴のように思えたからです。今もその想いで診療を続けていますから毎年の桜には殊の外感傷的になってしまうのです。
さて、さくら色の肌を目指して今回はお肌の健康についてのお話です。
男性諸氏はあまり気にしていない方も多いかもしれませんが、女性の皆様はお化粧を日常的にされる方も多く、お肌のコンディションには敏感になる方が多いのではないでしょうか?
まず大前提としてお肌もたんぱく質を基に形成されますので、過度なダイエットなどでのカロリー不足や、低タンパク質状態は当然にお肌の健康も損ねます。
また、お肌の弾力にはコラーゲンの生成が大きく影響しますので、たんぱく質だけでなくコラーゲンの基となる鉄分とビタミンCを平行して摂取することも重要です。
さらにビタミンCはシミやしわの原因となる紫外線の影響を軽減し、日焼けの原因となるメラニン色素の活性を抑えるので、お肌の健康には一石二鳥であることがお分かりかと思います。1日1gは食事以外でビタミンCを摂取したいところですね。
前提条件を満たしたうえで、外部からのスキンケアですが、化粧品として販売されている商品の定義についてご存じですか?
化粧品として店頭陳列するためには未開封の状態で3年間品質を保持することが求められており、本来お肌には必要のない防腐成分の添加が必要となります。
この防腐成分が肌トラブルの原因となることもあるため、原因不明の肌荒れがある方は化粧品の見直しも一考しなければなりません。
さくらクリニックでは調剤化粧品として、防腐添加の無い化粧品を作成し肌荒れの対策に処方しています。前ページでも紹介がありましたが、不要な刺激がカットされているためお肌に優しく使いやすいのです。
これから紫外線の強い季節に向かっていきますが、口から摂取する栄養と外部からのスキンケアでさくらのような美しいお肌を保ちたいものですね。