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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム2023年2月号「認知症にならないためには早期からの発見、予防が肝要」

2023.02.01

最近は家族と話をしているときでも、「あれ」「これ」と表現する事が多く、家族もあれこれ言ってくるため会話があれこればかりになりがちです(笑)
パッと名前が出てこないことなどは良くあることで、聞いた時に納得となるものは認知症とは言いませんのでこのくらいは全く問題が無いのですが、名前を言われても思い出さないケースなどは初期の認知症が疑われます。
認知症とは主にアルツハイマー型認知症が知られていますが、最近画期的なニュースがありました。
エーザイと米国のバイオジェンが共同開発した「レカネマブ(商品名レケンビ)」がアメリカのFDAに認可され、認知症治療薬としての第一歩を踏み出しました。
アルツハイマー型認知症の発症原因として、脳にアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が異常に蓄積することで、脳細胞の圧迫、神経変性を引き起こし脳の萎縮に繋がる蛋白蓄積説が有力視されています。
今回の新薬は大まかにいうと、このアミロイドβを除去する事で認知症の進行を抑える効果を狙っています。
しかし、実際に損傷した脳神経や脳の萎縮を回復する効果は認められないため、進行した認知症には適応対象外となっていました。
今後は軽度認知症の段階では治療が可能になると考えられるので、早めに発見して予防や治療を行うことが非常に大切ですね。
日常的な食事や運動からアミロイドβの蓄積を防ぐことが予防にもなりますし、前ページでご紹介したスクリーニング検査を受けることにより、将来の認知症発生のリスクを予想する事も出来ます。
進行してしまうと残念ながら、基には戻らない機能の為、早め早めに対処を行って豊かな老後としたいものですね。
ちなみに私はホタテ由来のプラズマローゲンとEPA・DHAが豊富なフィッシュオイルのサプリメントを日常の予防策として摂取しています。
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