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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム2023年5月号「久しぶりにビタミンC点滴のお話を」

2023.05.01

このコラムの執筆日は4月下旬なのですが、今日は最高気温が25度の夏日となりました。朝晩の寒暖差は大きいのですが、鹿児島で昼に暑いと感じだしたらもう夏間近と考えて良いでしょう。
毎月この時期にはUVケアのお話を書いていますが、今回はUVケアにも重要な役割を果たすビタミンC点滴のお話をしてみたいと思います。

さくらクリニックでは開院当初よりビタミンC点滴療法を積極的に取り入れてきました。
日常的な健康管理の側面や、紫外線対策・お肌の健康といった美容的側面、超高濃度で行うことによるがん治療など様々な局面で効果が期待できるからです。
ビタミンの定義とはその生物の体内で十分量を生成する事が出来ない有機化合物であることなのですが、人間は体内でビタミンCを生成する事が出来ません。対して多くの動物はビタミンCを体内で十分に生成できるため、外部から取り入れる必要はありません。
野生動物などは病気にかかった時や、自然の毒に晒された際は有意にビタミンCの生成量を増加させ、危機に対処しているそうです。
対して、人間は十分量の供給を得るためには外部からの摂取が必要不可欠となるのです。
勿論、通常に食事を摂っていればビタミンCが大きく欠乏する事は無いのですが、日焼け対策や病気治療などハッキリとした目的のある場合は、点滴を用いて短時間に高容量のビタミンCを投与する事が有効です。
日焼け対策や体内の活性酸素除去の目的であれば最小単位の10gでスタートすれば問題ありません。がんの治療目的で点滴を行う際は血液中の濃度管理がシビアになるため、より高容量での投与が必要になります。
最近では帯状疱疹の症状緩和やウイルス感染の改善に使用する事もあり、様々な目的で大活躍してくれているビタミンC点滴療法。
皆様の思う以上に幅広い適応がありますので、体調に不安のある方は是非ご相談ください。

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