さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

こんにちは。さくらクリニック　受付　伊與田です。
９月下旬ですが、今年は残暑が厳しくなかなか涼しくなりませんね。先日東京に行ってきましたが、東京もとても暑かったです。
夏場の強い紫外線で、身体もお肌も疲れ気味です。
さて、今回はさくらクリニックで院内調剤しているスキンケア商品をご紹介します。
主にニキビ治療で来院される患者様にご案内する機会が多く、内服薬や塗り薬と併用して使っていただき徐々にお肌を整えていきます。
もちろんニキビ治療だけでなく、シミやくすみが気になる方など、どなたでもご使用いただけます。

クレンジングはジェルタイプのクレンジングで、肌への負担が少なく、プラセンタエキスが配合されています。
プラセンタは細胞の再生力や保湿力に優れており、美白効果や肌にハリ・潤いを与える効果があります。
その後石鹸で洗顔していただき、VC誘導体（ビタミンC誘導体）を使います。皮膚からも吸収できるビタミンCを配合しており、皮脂の分泌を抑える作用や、肌の凹凸を整える作用、毛穴を引き締める作用、シミ・しわ・美白等の作用が期待できます。
VC誘導体はとろみがなくサラサラの液体なので、一度にたくさん手のひらに出してしまうと流れ落ちてしまいます。
コットンに出して使うか、2回位に分けてつけるのをお勧めします！次に保湿化粧水としてプラセンタヒアルロン酸を使います。
プラセンタエキスの他、ヒアルロン酸生産力を上げるスギナエキスや、保湿・引き締め効果や色素沈着を抑える作用（シミ・くすみ予防）が期待できるカミツレ花エキスなどの美肌成分がたっぷり配合されており、比較的さっぱりした化粧水ですがしっかり保湿もできます。
次に使うのがVCIPジェルです。
これは油溶性のビタミンC誘導体のジェルで、水溶性のビタミンC誘導体より肌への浸透力が高く、肌の内部で40時間程作用します。
肌内部で抗酸化力を発揮し、メラニン生成の抑制やコラーゲンを増やす等の作用があるため、シミやしわの予防、改善も期待できます。
最後にトレチノインを使います。トレチノインはビタミンAの誘導体で、表皮の古い角質を取る作用や皮膚の再生を促す作用があり、シミや小じわを改善します。
また、皮脂の分泌を抑える作用もあるので、ニキビ治療にも使われています。塗り始めは赤みや痒みが出たり、ピリピリした痛みが出たりしますが、続けていく中で徐々に落ち着いてきます。皮膚のターンオーバーを促進する作用があり、使用開始から１ヶ月位すると肌の奥にできていたシミが表面に押し上げられ一時的にシミが濃くなりますが、その後徐々に薄くなっていきます。
トレチノインを使っている間はお肌がデリケートになっているので、しっかり日焼け止めを塗って紫外線対策をすることが大切です。

院内調剤のスキンケア商品は先生の診察が必要です。
スキンケア商品や使い方等は受付スタッフもご説明できますので、興味のある方はお声がけください。
季節の変わり目ですので、皆さま体調を崩されませんよう健やかにお過ごしくださいませ。