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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム10月号「足りていますかビタミンD?サプリメントで摂取するビタミンDの効能」

2023.10.01

9月も終わりに近づき、朝夕は涼しさを感じる季節になってきました。
しかし、日中は30℃を超えるなど、気温の変化に適応が難しい今日この頃です。
新型コロナ・インフルエンザ・RSウイルス等、何でもありで流行していますので皆様も風邪にはお気をつけいただきたいところです。
さて、今月はタイトルの通りビタミンDのお話を少ししてみたいと思います。
ビタミンDとは脂溶性のビタミンで、食べ物では脂肪の多い魚やキノコ、乾物などに多く含まれています。
また、ビタミンとしては例外的に人体でも生成する事ができ、太陽の光に当たることで血液中の濃度が上昇します。
日本人の食生活や近年の日焼けを防止する文化から、全般に諸外国に比べて不足しがちなビタミンと言えます。
(※海外では一部の食品にビタミンDの添加を義務付けるなど摂取環境が整っている。日本は一部調査によると不足・不十分の割合が8割!)

そんなビタミンDの効能ですが、短期的な作用で体感的に一番わかりやすいのはアレルギー症状の改善ではないでしょうか?
花粉症やハウスダストアレルギーの辛い症状が、ビタミンDの摂取によって改善する例を多く見ますので、花粉症で苦しむ方には特に積極的に摂取していただきたいものです。
また、冒頭に挙げた新型コロナやインフルエンザなどのウイルス性疾患の予防に対しても効果的であるとの研究結果もあり、これからの季節の変わり目で活躍してくれそうです。
長期的な作用で考えた場合には血中のカルシウムとリン酸濃度の調整があります。
簡単に言うと骨密度の調整機能と言えますので、骨粗しょう症対策にビタミンDの摂取は有効に作用します。

その他、新しい知見では大腸がんのリスクや卵巣癌治療などにおいてビタミンDの血中濃度の相関性が研究されており、今後は摂取の重要性についてもっと議論が進んでくるのではないでしょうか?
日焼けのリスクを考えると、紫外線による体内生成よりもサプリメントからの摂取が現実的となりますので、量や頻度などご質問があれば診察時にお尋ねください。

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