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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム2024年10月号「9割が不足!ビタミンDの血中濃度について」

2024.10.01

最近は朝晩と少し涼しい風も吹き始めましたが、日中はまだまだ30℃を超える気温を記録しており気は抜けません。
秋雨前線や台風など、水の被害も懸念されますので日頃からの準備に注意を払いたいものです。
さて、今月は不足しやすいビタミンの筆頭格であるビタミンDについてお話してみたいと思います。
皆様、ビタミンCを多く含む食品というとレモンやミカンなどかんきつ類をすぐ想像できると思いますが、ビタミンDを多く含む食品はすぐに思いつくでしょうか?
ビタミンDはキノコや脂肪分の多い魚、乾物などに多く含まれています。特に元々ビタミンDが多く含まれるキノコは太陽の光に当てることでビタミンDの量が増量します。
生シイタケと干しシイタケを比較すると約10倍程度ビタミンDの含有量が増加しており、太陽からの紫外線により作られるビタミンであるともいえます。

この特徴は人間の体にも当てはまり、紫外線を浴びることでビタミンDは体内で生成されます。
まさに太陽のビタミンとでも言うべき存在ですね。
ところが、紫外線による害も幅広く知られてきており現在の日本人は諸外国と比較しても日焼けに敏感な印象です。
特に女性は直射日光に当たらないよう様々な工夫をされてUVケアをしている為、ビタミンDが不足する事態に陥りやすいのです。
ビタミンDが不足する事で一番懸念されるのが、骨粗しょう症ではないでしょうか?
女性はある一定の年齢以上の方は骨密度が低下しやすい特徴があることをご存じかと思いますが、ビタミンDの不足があるとより早い段階から骨が脆くなってしまいます。
紫外線は避けたいが、骨粗しょう症にもなりたくないというのが多くの女性の願望なのです。そのためには食事やサプリメントから積極的にビタミンDを摂取していく必要があるのです。

ある調査ではビタミンDの血中濃度が十分と評価される30ng/mlに達する女性は10%にも満たず、ほとんどの方は不足しているという評価で間違いないでしょう。
調査上、30ng/mlに到達している方は日焼けを気にせず毎日紫外線に当たっている方かサプリメントでビタミンDを摂取している方と考えて間違いないと思います。
ビタミンDの血中濃度は癌の罹患率や血管系のトラブルとの因果関係も研究されており、不足や欠乏の状態は何とか避けたいものです。
手っ取り早く確実なのはサプリメントからの摂取と思いますのでぜひ摂取を始めることをお勧めいたします。
サプリメントについて量や頻度などご質問があれば診察時にお尋ねください。

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