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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

訪問リハビリ便り「忘れていく恐怖!②」

2024.10.15

こんにちは!訪問リハビリテーション事業部の岩城です!
10月に入り朝晩が冷えるようになってきましたね。食欲の秋、読書の秋、睡眠の秋ともいわれるこの季節ですがみなさまも秋を満喫していますか?
私は最近睡眠の秋に乗っかって沢山睡眠をとっています(笑)
今回は前回に続いて、認知症についての第2部になります。
おさらいとして前回は認知症がどのようなものかどのような症状があるかをお伝えさせてもらいました!
今回はご家族の対応についてお伝えできたらと思います。

まず、大切なのは認知症になった家族を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考えることです。
もちろん、常に一緒に過ごして居たり、介護をしているとつい口調が強くなってしまうことがあるかと思います。
そのなかでも正しいケアを行っていくことで症状が和らいでいきケアする側のストレスが軽減されることもあります。

当院のリハビリでも認知症ケアに基づいて認知症のあるご利用者様に介入しています。
そのうち私が意識している関わり方をお伝えします。

① 「共にある」
共にあるということは、例えば暴力をふるったり放尿などの行動があったときにどうしてその人がそのような行動をするかを考え相手も好きでその行動をとっているわけではないということを理解することです。
ケアする側の行動としては嫌な顔をしたり態度に出さないようにすることがポイントです。
② 「尊厳を守る」
人にとって尊厳とは自分が自分であるために大切なことです。
認知症の方が理解の難しい行動を繰り返し行うと強い言葉を浴びせてしまうこともありますが、こうなると本人にとってプライドが傷つけられたように感じ信頼関係にひびが入り症状が悪化に繋がる可能性があります。失敗や間違いに対しても本人を責めることなく寄り添う意識を持つことが大切となります。
③ 「安定した関係」
認知症の方は急激な環境の変化が苦手です。その人にとって人や物、周囲の環境がしきりに変わることがないようにすることが安定した関係作りとなります。自宅から施設へ転居されるときも以前より使っている介護サービスがあれば以前と同じ人に来てもらう、家具などの配置をできるだけ同じにするなどがポイントです。

この3つを意識するだけでも認知症の方・ケアする側共に変化が見られことも少なくないです。
それでも100%症状がなくならない人もいるので、場合によっては介護サービスやショートステイなどをうまく利用したりすることもお互いを守るための手段となります。
認知症で悩んでいる方も多いと思うので一人で抱え込まず近くのケアマネージャーや周囲の人に相談することができるということを忘れないでください(^^)
さくらクリニックの訪問リハビリでも認知症短期集中リハビリという認知症に特化した取り組みもしていますのでお気軽にご相談ください。

 

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