2015.05.19
こんにちはクリニック看護部です。
今回は、プラセンタ埋没法で症状が改善されたある患者様(Aさん)のご紹介をいたします。
Aさんは、50年代前半の女性で今年の冬に初めて来院されました。
Aさんの最初の訴えは、「更年期なのか・・、よくわからないんですが、なんか調子が悪くて・・」
とのことでした。
そこで、「簡略更年期指数(SH)自己チェック表」に記入していただいたところ、
指数は、「64点」でした。
そこから、医師の診察、生活指導カウンセリングを行い、更年期症状の治療として、「プラセンタ療法(メルスモン注射1A)」を処方することになりました。
Aさんは、そこから週2~3日のペースで来院していましたが、約3週間経っても、
「カラダがきつい・・」とおっしゃり、表情は明るくありません。
詳しく症状をうかがうと、
「仕事に意欲がない」「多量の汗をかく」「動悸がすごい」など、更年期特有の症状を訴えていました。
そこで注射をやめて、「プラセンタの埋没法(インプラント)」をすすめ、当日施行されて帰宅されました。
プラセンタ埋没法とは、プラセンタエキスを臀部に注射で埋め込むというものです。
皮下に注入されたプラセンタエキスは、約1ヶ月かけてゆっくりとからだに吸収されます。
その間ずっとプラセンタの効果を持続させることができるというものです。
施術時は、麻酔を使いますので痛みはありません。施術後は、人によっては違和感や疼痛を感じる場合がありますが1日程度でなくなります。
Aさんはインプラント後、約1ヶ月後に再来院されました。
Aさんはこれまでとは全く違い、表情も明るく、「汗も動悸もなくなりました」と笑顔で話されました。
「プラセンタの埋没に毎月くることにします。ありがとうございます」
との言葉もいただきました。
患者様によっては、プラセンタの注射から埋没法に変えて劇的に症状の改善がみられる方がおられます。Aさんはまさにこのケースだったのでしょう。
私たちも、患者様の症状の改善経過を真近でみることができると自分のことのように嬉しく感じられます。
女性に多い更年期障害は、同じ世代の私たちにとっても同じ悩みです。少しでも患者様にお役にたてるよう、知識・技術の向上に努めていきたいと思います。