2015.08.05
住宅改修・福祉用具の選定について
こんにちは。訪問リハビリテーション部です。
私たち訪問リハビリテーション部では、ご利用者様がお住まいのご自宅や施設へとお伺いし、リハビリテーションサービスを通じて在宅生活支援を行っています。
訪問リハビリテーションでの役割を大まかに挙げると…
・筋力トレーニングやストレッチなどの機能訓練
・歩行動作や更衣動作などのADL(日常生活動作)練習
・家事や買い物などのIADL(日常関連動作)練習
…などがあります
(※この他にも体調管理や、趣味活動再獲得へのアプローチなど多岐に渡ります。)
しかし、これらの内容を実施して身体機能や動作能力の改善が図れたとしても、適切な杖・歩行器などの福祉用具が選択されていなかったり、身体能力に対して家屋環境が不十分であったりするなどして、安心・安全な生活を送ることが出来ない可能性があります。
住宅改修や適切な福祉用具の選定により…
・玄関の段差を上がれない方が、手すりを設置すれば上がれるようになった。
・和式便座で立ち上がりが出来ない方が、洋式便座へ改修することで動作可能になった。
・自力で起き上がれない方が、電動ベッドの使用で楽に起き上がれるようになった。
・車いす~ベッド移乗が難しい方が、スライディングボードを使用して可能になった。
・支えが無いと歩けない方が、杖・歩行器を使用することで自力歩行が可能になった。
・・・、などのように動作が可能になる場合があります。体の状態に応じた住宅改修の助言や適切な福祉用具を選択することも訪問リハビリテーションの重要な役割として挙げられます。
さくらクリニック訪問リハビリテーション事業所ではご利用者様の状態に応じて、福祉用具の選定や住宅改修に関するアドバイスを行っております。ご自宅で生活している中で何かお困りのことなどございましたら、お気軽に当院までご相談ください。