2016.12.10
わたしたちは、食べ物や飲み物を10分間一切とらなくても健康上何の問題もありませんが、息を10分間止めて生きていられる人はまずいないでしょう。私たちの身体は寝ていても起きていても、生命維持のため常に酸素を全身にいき渡らせておく必要があります。
人の60兆個の細胞は、ミトコンドリアという細胞小器官において酸素を利用してエネルギーを生み出し全身の機能維持に利用しています。
しかしながら、私たちは加齢やホルモン欠乏、睡眠不足、ストレス、感染症といった様々な要因によって身体のすべての機能を正常に果たすのに必要なエネルギーをうまく酸素から手にいれることができなくなってしまいます。酸素利用率の低下は慢性疾患の病態や偏頭痛・めまい・体のだるさ・冷え性といった不定愁訴と大いに関連があると考えられます。
ここで、「オゾン療法」というものがあります。オゾンの吸引自体は肺を損傷し有害となることはよく知られていますが、血液に対しては有害となりません。オゾン療法はヨーロッパ、特にドイツでは長い歴史があり、市民生活に広く浸透しています。
オゾン療法では医療用の純粋酸素ガスを専用機器に通し発生させたオゾン(O3)を約200ccの自家血に通して再び身体に戻します。オゾンを含んだ血液は、体内のアミノ酸や脂質と即座に反応して過酸化物(オゾン化合物)を形成します。するとオゾン化合物は抗酸化能力を発揮させる酵素を刺激し、酸素利用効率を上げて様々な慢性疾患や不定愁訴に効果を発揮します。
またオゾンを十分に飽和させた水(オゾン水)は、飲むだけで手軽に体内の酸素利用率を上げ、ピロリ菌の除去をすることもでき、お勧めできます。