2017.07.10
7月に入り、日射しの強い暑い日々が続いています。今回は紫外線と健康についてお話しようと思います。
紫外線を浴びすぎることは、体の酸化を引き起こします。体の酸化は、見た目(皮膚)の老化だけでなく、DNA遺伝子の異常すなわちがん発生を意味します。ですから、紫外線を浴びる前後は、美容・がん予防として十分な量の抗酸化物質(ビタミンC)を補給するのをオススメいたします。食品に含まれるビタミンCはごくわずかですので、サプリメントや低用量のビタミンC点滴が良いでしょう。
日焼け止め対策ももちろん重要です。飲む日焼け止めサプリメントであれば水や汗などで流されて塗り直す必要もないのでオススメいたします。
日焼け止めを塗る、飲むに関わらず、日焼け止め対策で日光から補給できるはずのビタミンDが不足するといわれています。ビタミンDは骨を栄養したり、体の免疫を調整する重要な補酵素です。ビタミンDが不足すると、風邪をひきやすくなり、骨粗鬆症の原因ともなりえます。紫外線対策によって不足するビタミンDについても、高吸収率のサプリメント等で補給するとよいでしょう。
また直接太陽を見なくても、アスファルトからの照り返しで目に紫外線が入ると黄斑変性や、白内障を引き起こし視力低下や失明する危険がありますので、外出時はUVカット仕様のサングラスを着用するようにしましょう。
鹿児島県は気象庁の紫外線量観測地点の1つとなっていますが、データによると雲の状態によっては、晴れの日で雲が比較的多くても日射しがあれば、快晴の場合よりも大きい紫外線量となる日もありますので注意が必要です。
紫外線対策をしっかりとって暑い夏を健康的に乗り切ってください。