2017.11.11
気温が下がり乾燥する冬期が近づいてきました。インフルエンザを始めとして、様々感染症が流行する時期でもあり、自己の免疫力が試される季節でもあります。
前回のコラムでも書きましたが、免疫力の維持に一番大切なことは必要十分な睡眠・休養と栄養です。今回は「栄養」の部分について少し掘り下げてみたいと思います。
栄養というと三大栄養素と言われるたんぱく質・脂質・糖質が一番に思い浮かびます。これらは食品表示にも〇g・〇%といった形で記載があるため、すでに意識されている方は多いと思います。※現在多くの方が、糖質過多・たんぱく質不足であることは付記しておきます。
しかし、ビタミンやミネラルの摂取量まで意識されている方は少ないのではないでしょうか?
実はビタミンやミネラルのバランスは体調に大きな変化を与える要素です。鉄欠乏(貧血)であればふらつきや立ち眩みの症状が出ることなどはイメージしやすいところです。
他にも風邪をひきやすい方は亜鉛欠乏の可能性がありますし、疲れやすい、寝ても疲れが取れないという方はビタミンB欠乏の可能性が高いです。その他、普段の悩みの中にはこれらのバランスによるところが実に多岐にわたります。
さくらクリニックで行っている血液栄養解析では70項目に及ぶ血液成分を緻密に分析しその人に足りていない栄養素を割り出してアドバイスを行っています。これまでの傾向を見ても多くの方が大幅に栄養不足の状態でした。
体調を崩しやすい・原因はわからないけど疲れているといった方はビタミンやミネラルのバランスで改善される例が多くみられます。
自身の食生活に疑問のある方や、日々の体調に不安のある方は是非一度血液からご自身の栄養状態をつかんで、病気になりにくい体づくりを始めてみてはいかがでしょうか。