2018.07.02
先日、金沢大学よりビタミンCの血中濃度とアルツハイマー型認知症の発症リスクについて新発見があり、プレスリリースが行われました。
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結果は図のように、ビタミンC血中濃度が高いグループは低いグループと比較して認知症発症リスク・認知機能低下リスクが10分の1程度に抑えられていました。
この研究は前提として、アポリポ蛋白E4というアルツハイマー型認知症リスク遺伝子を持っている女性が対象となっています。(男性は保有者が少ないため対象外)
このリスク遺伝子は現状、研究目的以外で測定が認められていないため、気軽に調べるわけにはいかず、自分自身にリスク因子があるかどうか知ることは出来ません。
現在のところリスクに伴う認知症の予防法はなかったのですが、本発見によりかなりの光明が見えてきたように思います。
本研究の対象メンバーはビタミンCのサプリメントを全くとっていなかったとのことで、普段の食生活や生活習慣が認知症予防に効果的であることが分かります。
ただ、食事から狙ったビタミンを摂取することは難しく、ムラが出やすいことから可能な限りサプリメント等でビタミンCを摂取する習慣をつけることがベストでしょう。
今後も研究結果には要注目です。