2019.08.09
こんにちは!さくらクリニック、ケアマネージャーの丸山です。
今回は、私が趣味でやっているスポーツについてご紹介します!一般に趣味でメジャーなスポーツといえば、野球やフットサル、テニスなどが思い浮かぶかと思いますが、私がやっているスポーツは「アーチェリー(Archery)」です!
アーチェリー?なにそれ?と中には思われる方もいらっしゃるかもしれません。
日本では(というか鹿児島では?)アーチェリーはあまりなじみのないスポーツかと思いますが、世界的にみるとヨーロッパやアメリカなどでは割とポピュラーなスポーツであります(アメリカでは弓で獲物を狩るハンティングのほうが主流なようですが・・・)。
アジアにおいてもお隣の韓国はオリンピック団体女子部門7連覇中という強豪国です。
2004年アテネオリンピックでは山本博さんが個人銀メダルを獲得、中年の星と呼ばれ一時期世間で注目を集めました。
日本ではどちらかというと弓道(Japanese archery)が有名でしょうか。
かくいう私も学生時代は弓道を7年やっており、社会人になってからアーチェリーを始めました。もともと日本の歴史において、アーチェリーは弓道連盟に洋弓部門として管轄されていた時代もあり射法などに通じるところがあります。少しアーチェリーの競技について説明します。
アーチェリーといっても細かく分けると色々な部門があるのですが、ざっくり大きく分けるとアウトドアターゲットとインドアターゲットがあります。
国民体育大会やオリンピックなどで実施されるのはアウトドアターゲットで、70m先の直径122cmの的に対して72射行いその得点を競います。
真ん中の得点帯から外に向かって9、8、7・・・と下がっていき、真ん中の10点部分は12cmCDほどの大きさ程度しかありません。とんでもなく視力の良い人以外は的中を確認することは出来ないので手元に置いたスコープを用いて的中を確認します。
下の写真はウェイティングライン(待機するとところ)を後方から撮った写真です。
見えにくいですがスコープのおいてある足元にシューティングライン(線をまたいで矢を放つところ)が引いてあり、そこから70m先がターゲットとなります。
かなり遠くみえますね・・・届かないということはないですが、最初は何度か的を飛び越えて矢を紛失したり、的外に当たって矢を壊したりしたこともありました・・・。
弓はこんな道具を使用します。
ハンドルと呼ばれる部分にリム(板ばね)を取り付け、化学繊維で出来たストリング(弦)を張ります。
その他スタビライザー(振動吸収の為の棒状の部品)、サイト(照準器)などのパーツで構成されます。自分なりのセッティングでカスタマイズするのも楽しいですよ!
アーチェリーは老若男女、高齢者から障がい者まで幅広く楽しめるスポーツです。
今でこそ広まってきたパラスポーツですが、パラリンピックの起源になったのはイギリス・ロンドンのストーク・マンデビル病院でリハビリの一環として行われたアーチェリー大会といわれています。
この写真は鹿児島での障がい者大会での写真です。
立位が不安定な方はいす又は車いすに座って競技を行っています。
片手が不自由な方はコンパウンドボウと呼ばれる弓の上下に滑車のついた特殊な弓を用いて口や肩の動きを使って矢を放つことが出来るなど障がいを道具の工夫でカバーすることが出来るのもアーチェリーの魅力です。(アメリカでは両手が無く、脚を使って弓を引く選手もいます!)
来年は2020年東京オリンピックが開催される年ですが、その後10月には「2020燃ゆる感動 かごしま国体・大会」が開催されます!
アーチェリー競技は中山のふれあいスポーツランドにて国民体育大会が10/10~13、かごしま大会(全国障がい者スポーツ大会)についての詳細日程は未定なようですが大会は10/24~26の日程で開催されますのでぜひ観覧にいらしてください!
まだまだマイナースポーツであるアーチェリーですがこの機会に興味を持って下さる方が少しでも増えてくれたら嬉しいです!