2019.12.08
こんにちは、さくらクリニック訪問リハビリテーション事業部の田中です。
去る11月13日に鹿児島市内にある居宅介護支援事業所様のご依頼を受けて、ケアマネージャーの方々を対象に研修会を実施させて頂きました。
テーマ:「パーキンソン病に対する自立支援型アプローチ」
と題して、これまでのリハビリでの臨床経験から見えてきた経験を中心に1時間程度お話しをさせて頂きました。
パーキンソン病の主な徴候としては以下の4つです。
振戦:手先の震えが起こり、細かい動作が困難になります。
無動:動作がおそくなったり、顔がこわばったりすることがあります。
固縮:筋肉がこわばり、スムースに動かしにくくなります。
姿勢反射障害:バランスが悪くなり転倒しやすくなります。
その他にも、抑うつ傾向等の精神症状や、便秘等の自律神経障害を伴うことがあります。
こういったケースに対しリハビリの臨床経験で感じることとは、確かにリハビリや体操、日常生活でできる事を出来る限り継続して行うことで身体機能を維持し病気の進行を遅らせることは重要であり有効です。
しかし、それだけでは効果的な支援には繋がらず、ご利用者様の心身の状態変化に対し、私達訪問リハビリスタッフを始めとするサービス提供事業所が早めに変化に気づくことでリスクを管理し、ケアマネージャーや主治医と連携して早期の対応を行うことがより重要かと考えます。