2020.05.13
こんにちは、さくらクリニック訪問リハビリテーション事業部です。
コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中で、日本は緊急事態宣言を発令した以後、徐々に感染者数が減少傾向にあります。
しかしながらまだまだ余談は許されず、今後訪れるであろう第2波、第3波の感染者数増加を私達は常に警戒しながら生活していくことを余儀なくされます。
今私達にできることは、「自分は感染しないだろう」という確証バイアス(自分に対して都合のいい情報のみを鵜呑みにして解釈する思い込み)を避け、客観的に既存の感染対策を徹底することが、自らの身を守り如いては身近にいる大切な人達の命を守ることへと繋がります。
こういった状況下の中で、今年のゴールデンウイークは異例の自粛ムードとなり、メディアやネットでも「STAY HOME」という言葉を最近よく耳にします。
人によって内向型か外向型のタイプにわかれるといいますが、職場内でも外向性の高い職員から、自粛による外出規制でストレス解消が難しいと相談を受けることがあります。
ストレスとうまく付き合うというのは難しいことですが、一つ注意しないといけないのは、「皮肉なリバウンド効果」というものです
これは、例えば今回のように「自粛しないと、自粛しないと」と無理に自分に抑圧をかけて問題を遠ざけようとすると、却ってその問題を求めてしまうという心理が人には働くというものです。
この場合、単に問題となる意識や行動そのものを禁止するのではなく、「諦める」という気持ちで別な方向に意識や行動を切り替えることが重要となります。
私自身、夜間不眠になることがある時、よくこの方法を使っています。
「明日も仕事だ、寝ないと寝ないと」と思うとかえって焦り眠れなくなり負のループに陥っていきます。その時は、割り切って目をつむったまま「絶対寝ないぞ」とあえて反対に考えるようにすると割と早くいつの間にか眠っています。
今回過ごし方の相談を受けた職員には、私の趣味でもある読書のメリットについて簡単に伝えてみたところ、数日後「本を購入して読書を始めました」という声を頂きました。
「ピンチではなく、何かのチャンスかもしれない」という風に気持ちを切り替えることで、新しい趣味や可能性が広がるかもしれません。
メンタルトレーニングにもなるいい方法なので、是非実践してみてください。