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さくらクリニック・鹿児島市 | がん治療をはじめとする内科診療を行っています

さくらクリニック
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さくらクリニックBLOG

院長コラム 2020年6月号「Stay home アイザック・ニュートンの場合」

2020.06.01

本コラムを執筆日(5月25日)の夜にコロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が解除される見通しとなりました。宣言解除=ウイルスの消失ではないため当然に今後も予防に注意が必要ですが、感染者数の減少から宣言解除の運びについては間違い無いため、気持ちの上では少しだけ閉塞感が和らいだように感じています。

さて、人類の歴史は感染症との戦いとよく言われますが今回は少し昔の話を。
リンゴが落ちる姿を見て万有引力の着想に至った伝記で有名なアイザック・ニュートンをご存じかと思います。
彼が大学に在学中であった1665年(この時代に大学があったことも驚きですが)ヨーロッパをペストの大流行が襲います。
やむなく学業を中断せざるを得なかったのですが、その後2年間の故郷での疎開生活の中で彼の生涯を代表する3大業績と言われる業績の着想、証明に成功したそうです。
具体的には、万有引力の法則、微分積分学の基礎構築、光学の3業績であり、現在の科学でも広く応用されていることです。
自粛、stay home とネガティブな印象を受けますが、先人はそのような環境を利用して世紀の発見を連発したことを思うと、現代を生きる私たちも見習う気持ちになりますし前向きに生きていけることが出来ると感じた逸話でした。

先人たちが感染症との戦いに勝って現在の繁栄があることを考え、これらの逸話から前向きに生きていこうと思った執筆時の心境でした。
勿論、早くコロナウイルス感染症が収束し安全に暮らせる社会を求める気持ちはみな同じだと思います。さくらクリニックでも情報のアンテナを高くし、皆様のお役に立てる情報やツールがあればドンドンと取り入れていきたいと考えています。

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