2020.11.15
皆様こんにちは!
さくらクリニック看護師の諸岡です。
さて、さくらクリニックではビタミンCの効果を認め、がん治療から美容まで様々な目的で点滴を行っています。
私も美容目的で10gの点滴を行うことはよくありましたが、今回はがん治療でスタンダードに使う50gの点滴を始めて行い、体にどのような反応が出るかを体感してみました!
ドキドキしながらのスタート。
これまでの経験から血管の痛みが予想されましたが、点滴を刺している部分をホットパックで温めることによって痛みを感じることがありませんでした。これは実際の治療現場でも血管の痛みを防止するために行っているルーティンです。
その後点滴は順調に進みましたが、25g程度の量が身体に入ったころから急に口の渇きを感じ、冷たいお茶500mlを一気に飲みしました。
のどの渇きは急激に血中のビタミンC濃度が上昇したことにより、身体が高血糖を起こしたと勘違いしたことにより起こると考えられます。
冷たいお茶を一気に飲む事と点滴の量が多いことから、身体に寒気を感じてきましたので、温かいお茶を飲み身体の内側から暖まることとします。
点滴終了直前には尿意を強く感じたため、いったんおトイレに立つことも。
尿意はよくある反応のひとつで、500ccの水分を短時間で点滴するため、水分は排出されやすくなります。
そんなこんなで約70分で点滴は終了。
点滴終了後は体温の低下から少しだるさを感じましたが、30分ほど休んで回復しました。
ビタミンC点滴を始めて行う方に同じようなだるさや頭痛が出ることがありますが、数回点滴すると慣れてきて、こういった症状が出なくなる方が殆どです。原因は不明ですが、男性の方が体温低下に強く、副反応を訴える方は殆どいらっしゃらないようです。
さて、初のビタミンC点滴50gの体感ですが、翌朝は寝覚めも良く、メイクのノリもいつもより良かったと思います。心なしか美白も感じることができました(笑)
勿論このような美容目的であれば25g程度で十分効果的なので目的に応じて投与量は調整していきます。
風邪の予防や健康維持も含めてご興味をお持ちの方はお気軽にお声がけください!