2021.11.01
南国鹿児島も11月に入り、朝晩はめっきりと冷え込むようになってきました。
最近では新型コロナウイルスはまん延状態から脱して、鹿児島でも感染確認されない日が続くなど日に日に状況は好転してきているように思います。
思い起こせば昨年の冬は新型コロナウイルスとインフルエンザのダブル流行が懸念され、診療体制の入念な準備が行われましたが、まさかのインフルエンザが全く流行せずという結果に終わり、さくらクリニックでも開業以来初のインフルエンザの診断数が0件となりました。(コロナウイルス検査と併せて延べ数百人の検査をしていますが、そもそも風邪症状が出る人が例年よりもずっと少なかった印象です)
昨シーズンのインフルエンザ感染者数が皆無に近い数字でしたので、揺り返しにより今年は大流行するのでは?という懸念もあり、状況は非常に読みにくくなっています。
昨年もお伝えしたことですが、感染症は高齢者の方が症状として出やすいため、ウイルスに感染しやすいように見えますが、インフルエンザもコロナウイルスも免疫力が高いから感染しにくいというのは間違いで、実は感染するリスクは子供から高齢者までほとんど変わらないようです。
万が一感染してしまっても重症化しないような免疫力の維持が重要であり、今年の状況ではほとんどの方が新型コロナウイルスもインフルエンザもワクチン接種していることが想定されますので、残るポイントは適切な感染予防対策と自己免疫の強化に努めることの二点に絞られることとなりますね。
免疫力に関しては難しく考えることなくまずは「よく食べて」「よく寝る」を心がけることです。
現代人は睡眠時間が足りないことが多く、免疫力が低下しやすいライフスタイルの方が多いので、秋の夜長を楽しまずスマホを手放して早寝をするよう意識していきたいものです。
毎年この時期にお伝えしていることとなりますが、食事から免疫力を高めていくのにお勧めの成分は乳酸菌の摂取です。
発酵食品には多く含まれているため積極的に食べたい食材ナンバーワンかもしれません。明治のR1ヨーグルトなどはインフルエンザの予防効果を謳っていますのでこの時期には美味しく飲めて気軽に乳酸菌を摂取できます。
さくらクリニックに通院されている皆様に対しては表面にも記載のある11-1乳酸菌(ぬか床由来の新種乳酸菌)を例年お勧めしています。
若干粉っぽさがありますので私は漢方薬を飲むように水で流し込んで飲んでいます。
見通しの読めない今年の冬ですが、ライフスタイルの見直しと乳酸菌の力を借りて元気に乗り切っていきたいものです。