2024.08.01
今年も梅雨は大雨続きで昔のようなシトシトとした梅雨はもう帰ってこないのかもしれません。ある日晴れたと思えば鹿児島ももう梅雨明けし、執筆している現在も屋外の気温は37度と既に猛暑です。
こうも暑いと熱中症も心配なのですが、暑さに伴う食欲不振や免疫低下から最近は帯状疱疹の患者様を診る機会が増えています。ヘルペスウィルスは口唇ヘルペスなども含めて夏に発病するケースを多く見ますので、免疫力の維持が重要になってきますね。
基本はよく食べて良く寝ること!食欲が減退する時期ですが、食事が薬と考えてしっかりと食べることを意識してくださいね。
さて、そんな中クリニックで行っている健康増進のための点滴療法。夏の暑い時期、特に気になるのが紫外線による障害です。
強い紫外線に曝露すると、体内に活性酸素が大量に発生してしまいます。この過剰な活性酸素は身体に様々な悪影響を及ぼしますので、速やかに除去してあげる必要があるのです。
活性酸素≒酸化のストレスを軽減するものが抗酸化物質。口から摂ることも重要ですがより速い反応を得るために点滴で投与する方法も効果的です。
具体的にはビタミンC点滴療法。強い抗酸化力から活性酸素を除去するとともに、先ほど述べた帯状疱疹などのウイルス性疾患にも予防・治療効果が期待できます。
10g程度の少量で問題ないので、夏の間は月に1~2回程度は点滴する事をお勧めします。私自身は毎週月曜日に25g点滴していますので、夏の間は病気知らずで過ごせています!
もう一つ、代表的な抗酸化物質の点滴としてグルタチオン点滴が挙げられます。さくらクリニックでは美白を目的とした白玉点滴・注射を行っていますので、美白効果と並行して抗酸化としてもお使いいただければ、紫外線による障害を軽減する事が出来そうです。
これらの点滴療法を試してみても、残念ながら夏バテして、脱水してしまった方は対症療法としての補液など内科としての保険診療も勿論対応します。
この最近の酷暑は十分な対策を施して乗り切る必要が出るレベルに達してきました。
夏の健康不安についてはいつでもさくらクリニックにご相談ください。