2024.09.10
こんにちは!訪問リハビリテーション事業部の岩城です!
9月とはいえまだ夏を思わせる暑い毎日です。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
最近では、朝夜は涼しく日中は暑い日があり体調を崩す方も多くなっているので体調管理には気を付けたいところです^^;
今回は、認知症をテーマに書いていきたいと思います。2部制として今回は認知症への理解を深めていきたいと思います。
みなさまは認知症に対してどのようなイメージを持っていますか?
一番に思いつくのは自分のことや周りのことを忘れてしまう怖い病気であったり、物忘れがひどく頑固になったり、徘徊をしたりすることが頭の中に浮かんだかと思います。
実際認知症とは、脳の病気や障害といったさまざまな原因によって認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態のことです。
認知症は大きく分けて4つに分けられます。
アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症
よく耳にすることがあると思いますが、アルツハイマー型認知症が全体の7割を占めています。
よくテレビで取り上げられることも多く、もしかしたら身近にいる方もいらっしゃるかもしれません。それもそのはずで現在認知症の方は65歳以上の5人に1人となっています。
軽度の認知症であれば何とか生活を送ることはできても中度~重度となってくると自宅生活が難しくなってきたり介護負担が強くなってしまいます。認知症の主な症状は大きく2つあります。
それが、中核症状と周辺症状になります。
・中核症状
記憶障害や理解・判断力の低下、遂行機能障害、病識低下など脳の機能低下によって直接的に症状が見られものを言います。
・周辺症状
中核症状を原因として二次的に起こるものを言い、行動・心理症状(BPSD)とも呼ばれます。
本人の性格、生活環境、人間関係など複数の要因が絡み合って起こり、ストレスを感じることで悪化します。個人差が大きく、症状の現れ方や程度は人によって異なり家族が介護負担を感じる一番の原因ともなっているものです。
暴力行為・物集め・人集め・異食・あまり動かない・回帰行動・不安・うつ状態・幻覚・妄想・奇声・怒りやすい・徘徊・不潔行為などの症状がみられなどがあります。
中核症状が中心に存在していてこれを完治することは難しいです。しかし、みなさまが生活の中でより悩まれている周辺症状と呼ばれるものは家族や周りの対応によって治していくことができます!正しいかかわり方や接し方をすることで本人も苦しむことが減り、家族の方も負担が軽減されていきます。
それでは実際にどのような対応をしていけばいいのか!
この対応に関しては次回のリハビリだよりでお伝えしていきたいと思います。
接し方であったり環境であったりそのアプローチのしかたをお伝えして少しでもみなさまが笑って過ごせる日常が作れたらよいと思っています。