BRM Activated Killer(生物製剤活性化キラー)療法の頭文字を取ったものです。
がん治療「免疫細胞BAK療法」は、国への届出、受理されたリンパ球を用いたがん免疫細胞療法です。使用する免疫細胞は自然免疫細胞のγδT細胞とNK細胞を主に使用して治療します。
本療法は、自然免疫細胞のNK細胞とγδT細胞を使用するために、がん細胞を特定することなく非自己細胞としてがん細胞を攻撃できます。γδT細胞は、免疫細胞BAK療法の開発者である、海老名博士が世界で初めてがんを攻撃する事を発見しました。
免疫細胞BAK療法には、大きく3つの技術特徴があります。
がん細胞は、免疫細胞の攻撃を免れる為に70%位のがん認識情報を隠します。しかし、正常細胞を認識してがん細胞を攻撃するNK細胞やγδT細胞などのCD56陽性細胞を主に培養・増殖させるため高い効果が期待されます。
免疫細胞を培養する為には、培地と言われる栄養源を使います。免疫細胞BAK療法で使用する無血清の「SALY培地」は、免疫細胞BAK療法が独占的に使用しています。他の培地に比べ、免疫細胞増殖能力が極めて優れており、約100億個~200億個に免疫細胞を増殖する事が可能です。
また、無血清「SALY培地」は、人や他の動物種の血清を使用していないため、未知の病原ウイルスやマイコプラズマ、細菌等の混入の恐れがなく、極めて安全な培地です。
免疫細胞BAK療法は、がん細胞を攻撃するキラー活性を増強したリンパ球として特許を取得しています。免疫細胞を増強・活性化させる物質であるインターフェロンα、インターロイキン2の処理により細胞を攻撃する力であるキラー活性を増強します。
免疫細胞BAK療法では、血液中の免疫細胞を培養するため、白血病や悪性リンパ腫など血液のがんを除いた全固形がんの治療を行っております。また、HIV・HTLVウイルス陽性及び、B型・C型肝炎ウイルス陽性の方については、お断りさせて頂いております。
免疫細胞BAK療法は、培養の最終段階で活性化処理に使用する薬剤を取り除き、患者さん自身の免疫細胞だけを戻すので、副作用が殆どない治療法です。一過性のものとして、投与した当日、まれに38度台まで発熱する場合がありますが、数時間後には平熱に戻ります。(NK細胞も含めたCD56陽性細胞が免疫を刺激するサイトカインを大量に放出することにより起こる現象です。)
免疫細胞BAK療法は自由診療となるため、治療費は全額自己負担となります。
(医療費控除は対象となります。)
問診・採血・点滴の外来治療です。
【採血】→【培養】→【点滴投与】の2週間の流れを、1ヶ月に1、2回の頻度で12回行うことを基本とし、これを1クールと位置づけています。
患者さんの症状に応じ、ステージⅠでは月2回、ステージⅡ~Ⅳでは月4回のペースで、1クールの治療を推奨しています。その後の状況を診て医師と相談しながら治療回数を決定します。
本治療は、医薬品医療機器等法における未承認医薬品等に該当します。
クリニック内において、ご本人の血液から免疫細胞製剤(一部外部委託)を製造いたします。
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
再生医療等の安全性の確保等に関する法律により、治療の実施及び製剤の製造が承認されております。
免疫細胞BAK療法 | 1回 | 354,000円(税込) |
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