ご存知ですか?ビタミンC
ビタミンCはレモンやオレンジなどの柑橘系のフルーツや緑黄色野菜など、自然界に存在する多くの植物に含まれています。人は自分でビタミンCを作ることができませんが、自然界のほとんどの動物たちは自分の体内でビタミンCを作っています。
例えば、ヤギは1日に14g作っていますが、病気にかかるとビタミンCの合成量は10倍にもなり、回復に役立てます。このことから、私たちが病気から回復したり、病気を予防して健康に若々しく日々を過ごすためにはビタミンCをもっと大量に摂る必要があると言えます。
ビタミンCの必要量って?
野菜や果物、サプリメントなど口から摂取したビタミンCは小腸で吸収され血管に入り、血液中を通って各臓器に運ばれます。現代の日本人の貯蓄量は、体重60㎏あたり平均1320mgとなります。
しかし、必要量に関係なく貯蓄量以外は2~3時間で尿として排出されてしまいます。よって、いくら摂っても排出量が増えるだけで、体内に貯まる量は変わらないということです。
これでは、いくら頻繁にビタミンCを摂取してもなかなか、効果が得られないのが現状です。
ビタミンCの上手な摂り方
- 天然のものをそのまま原料加工にしたビタミンCサプリメントを見極める
- 食事または補助食品1回200mgを1日3回摂取する
- 体調や生活習慣に合わせて、摂取量を調節する
- 高濃度のビタミンCを点滴で直接血中に吸収させる
それでは、ビタミンCにはどんな効能があるのでしょう?
- 免疫力を高めて風邪を予防し、回復を高める
- ニトロソアミンなど、発がん物質の生成を抑制する
- 肌にハリを持たせ、粘膜や血管を丈夫にする
- 鉄の吸収を促進する
- 白内障を防ぐ
- 放射線の害から体を守る
- 過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞を予防する
- 副腎髄質ホルモン合成に関与し、ストレスを緩和 など
逆にビタミンCが不足すると…
- 免疫力が落ち、風邪をひきやすくなる
- 肌がくすみ、しみ、しわができやすくなる
- 食欲不振、不眠症などの症状が出る
- 疲労感、脱力感を感じる
- がんのリスクが高まる
- 貧血、傷が治りにくくなる
- 欠乏が著しいと壊血病になる
- パーキンソン病になる
こんな方はビタミンCを必ず摂りましょう!
- 肌をきれいにしたい方
- ストレスの多い方
強度のストレスでは約8倍のビタミンCを消費します。
- 免疫力をつけたい方
- 疲れている方
労働や運動などで発生する活性酸素除去に大量に使われます。
- 風邪を引きやすい方
風邪の時はビタミンCが白血球を活性化するので、免疫力を向上させる必要があります。
- 喫煙者、受動喫煙者
ニコチンやタール等の有害物質の解毒代謝にビタミンCが使われ、副流煙を吸った時にも使われます。
- 貧血の方
- 妊娠中、育児中の方
- がんや動脈硬化、老人性白内障を予防したい方